あなたの注文住宅、シロアリ対策は万全か

いかに構造がしっかりしている注文住宅でも、内部の木材がシロアリの被害に遭うと、地震などが起こると倒壊する恐れが出てきます。それを証明したのが阪神大震災でした。あの時は多くの木材建築が倒壊しましたが、シロアリの被害を受けていたものが少なくなかったのです。

注文住宅の大敵であるシロアリをどう防ぐか

もし家の中にシロアリを見つけたら、おそらく住人は<家が食べられてしまうのでは>と思ってゾッとするのではないでしょうか。たとえ一匹見ただけでも、家の中の見えないところにはたくさん潜んでいるのでは、と心配になります。したがってシロアリは姿を見ないうちからの対策が必要なのです。ではシロアリの予防対策にはどのように臨んだら良いのでしょうか

<対策@・シロアリの生息に都合が良い環境を作らない>

シロアリにとって良い環境を作ってはいけません。そのためには次のような注意が必要です。

  • なるべく基礎を高くして基礎内部の換気を良くして湿気を除去する。
  • 施工に際しては雨の進入や漏水に気をつける。
  • 基礎のまわりに物を置かないよう注意する。

<対策A・シロアリを進入させない>

シロアリが進入しにくい構造にするためには、金属の板を土台の下に置いたり、シロアリの通り道になる基礎換気口や基礎パッキンなどの外側に金網を張ることをおすすめします。また基礎の底面が地面になっている場合はコンクリートで固めておくと良いでしょう。

<対策B・木材にシロアリが食べにくいものを選ぶ>

シロアリと言えどもどんな木材でも食べるわけではなく、好むのは柔らかい木材です。したがって固い材質の木材を使えば被害が受け難くなります。固い材質の木材にはヒバ、コウヤマキ、イヌマキ、ビャクソン、トドマツ、カシ等があります。逆に被害に遭いやすい柔らかい木材はアカマツ、クロマツ、カラマツ、ベイマツ、ヤナギ、ニレ、ナラ、ラワンなどです。

防蟻剤を使うのも対策の一つ

シロアリが食べにくい木材を使用しない場合は防蟻剤の使用が欠かせません。この防蟻剤は、塗るもの、吹き付けるもの、浸透させるもの、という風に種類が多様です。また成分も多様で素人にはよく分からないでしょうから、使用に関しては専門家に助力を仰がなければいけません。いずれにしてもせっかく新築した我が家を守るためにはシロアリ対策は怠ることはできません。前述したように一匹目にしたときでは手遅れですから、後で「一生の不覚」というようなことにならないためにも、着工時からこれに備えておかなければなりません。